女性にとって、”幸せなキャリア”とは何でしょうか。

これに、「唯一の答え」はありません。

それぞれの方の価値観や目指す方向性、置かれた環境などによって、異なってきます。

また、独身時代、結婚後の夫婦2人時代、子育て時代、シニア・老後時代など、ライフステージによっても、その方が幸せでいられる働き方は変わってきます。

ステージが変わる毎に、これでいいのかな？と見直すことも大切。

これまで歩んできた過去を、なるべく長く振り返って、

その時々の転機や出来事と、あなたの満足度の高低について、感覚的でいいので考えてみましょう。

そこから、あなたにとって譲れない価値観、軸を見出します。

”何をしているときが一番幸せで、やる気に満ちていたか。”

”現状はどうか？”

”理想と現実のギャップが生じているならば、その原因はどこにありそうか？”　　　

ぜひ少し考えてみて下さい。　　　　　　　　

1. 今後の人生をどう歩みたいのか。具体的には、仕事上の達成感、家族との生活、趣味等のどれを特に重視したいのか
2. 自分が月々生活する上で最低限必要な金額はいくらなのか
3. 仕事を支える上でのサポートの状況はどうなのか（金融資産、両親のサポート、会社の制度、等）

あなたにとって、何がいちばん大切か、お気付きでしょうか？

自分のことなので、そんなの当たり前！と思いがちですが・・

あまり良く分かっていないことも多いです。

日々の仕事が忙しすぎて、あっという間に1か月、1年がたち、

「本当にこれでいいのか？」という思いがよぎるとき。

それは、自分が重視しているものが疎かになっている状況だったりします。

仕事、家庭、趣味。

ほかにも、人が重視するもの様々ですが、このうち何が大切と考えるかによって、キャリアの考え方も変わってきます。

例えば、いま婚活中の女性が、「仕事第一」に考えておられる場合、お見合い相手についても、その点を理解してくださる方を選ぶ必要があります。

「結婚すること」を目的に、仕事願望を隠して、料理写真を一杯アップして、晴れて成婚したとしても・・・

その後男性が転勤に直面し、「ついてきてほしい！」という話をしたり、子供が生まれてワンオペ状態になったとき、女性は、

「私のキャリアが犠牲になっている・・・」

「なぜ私だけ・・・」

といった不満を持つようになります。

そして、「最初からしっかりとお互いの考えをすり合わせておけばよかった」となるのです。

そうならないように、あなたにとっての優先順位について、早めに考えてみるのがおすすめです。

理想と現実のギャップは、何で、なぜ生じているのでしょうか。

例えば、「仕事は充実しているが結婚がなかなかできない。本当は〇歳までに結婚して、子供もいる未来を描いていたのに。」

というケース。

この場合、結婚が出来れば理想とのギャップは解決するのでしょうか？

短期的にはそうかもしれませんが、実は仕事の中身も何らかの理由で今のあなたの現状にそぐわなくなってきているのかもしれません。

「なぜギャップが生じているのか」の要因は、実は自分で思っているのと異なる部分にあることも多いです。ぜひ友人やカウンセラーなど第三者との対話して、考えてみましょう。